糖尿病は合併症が怖い

糖尿病の恐ろしさは、合併症にあります。血糖値が高い状態が続くと血管を傷つけ、失明など生活の質の低下や命にかかわる危険な状況を生みます。
その合併症はいくつかに分けることができます。

1)大血管障害

 動脈硬化による障害で、代表的なものとして心筋梗塞、脳梗塞があります。直接、命にかかわるほか、寝たきりなどの危険があります。 >>>くわしく

2)小血管(毛細血管)障害

 毛細血管が集まっている臓器の障害で、網膜症(目の毛細血管の障害)、 腎症(腎臓の毛細血管)や神経障害(血流不足による自律神経と末梢神経の障害)、 男性のEDなどがあります。

 糖尿病網膜症は、成人になってからの失明原因の第1位です。

  糖尿病というのは、血液中の過剰な糖分が、血管に障害をもたらす「血管の病気」なんです。障害が起きるのが、太い血管か毛細血管か、どこの臓器の血管かによって、病気の名前が違っています。

 みんなつながっていますから、一人がいくつもの症状を持つことも珍しくありません。また、これらの症状の中には、血糖コントロールが比較的良好でも、糖尿病暦が10年20年と重なると発症するものもあります

3)感染症

 免疫機能が低下し、細菌の感染に弱くなります。 

 肺炎、腎炎、膀胱炎、歯槽膿漏などにかかりやすく、また治りにくくなります。

4)壊疽

 血管障害、神経障害、細菌感染が複合的に発生し、足や指の一部の細胞が死んでしまいます。

 血液の循環が悪いので傷が治りにくい、悪化しても神経障害で痛みなどを感じずさらに悪化、細菌への抵抗力がないので化膿といったことが重なり壊疽へと結びつきます。

 酷くなると手足を切断することになります。

5)その他の糖尿病の合併症

 肥満、高血圧、高脂血症などの代謝異常を発症しやすい。また、糖尿病性昏睡とよばれる症状で意識を失うことがあります。

 また、消化器系の癌を中心に癌による死亡率が高くなることが知られています。


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